川名操体治療室は身体の歪みやバランスを整えます

先日、中国武術の一つ、李保華老師馬貴派八卦掌東京講習会の易筋経の講習会に参加してきました。

易筋経では、人間の生命とは、陰陽論に基ずき目に見える筋、骨、肉と目に見えない精、気、神から構成されていると考えます。

そして完全な生命を目指して、陰陽のバランスをとり、どちらに偏ることなくどちらも修養するための実践法として説かれているのが易筋経なのだそうです。

精、気、神をきちんと理解することは難しいですが、気血が良い状態を作ることが、精、気、神が良くなると捉え、

目に見える物質筋の状態が、健康をきめる大事な要素ということで、気血を練って筋を良い状態に変えていくということが、易筋経の実践における目的のようです。

わたしが、面白いと思ったのは、からだの中で気血や筋、骨などが、どのように構成されているのかという発想、イメージです。

骨や筋を流動的に気血が取り巻き又その周りを膜が覆っているというものです。
ですから、易筋経では膜の中を良い状態にして、膜を鍛えるというのです。

東洋医学で指している人体の名称と、西洋医学での解剖学の名称は、同じでないので、膜というのが、いわゆる筋膜ではないと思いますが、近いと思います。

動く構造物である人のからだをコントロールしていくとき、膜という発想で捉えると、包括的に見えるきますからとても有効だと思いました。


『馬貴派八卦掌伝播中心』のウエブサイト（http://www.maguibagua.com/）


＊参考にしてくださいね*

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