川名操体治療室は操体法のエキスパート。
元気なからだづくりの、お手伝いパーソナルサポーターです!

  • 病院に通っても、 なかなか改善しない

    検査数値に現れにくい、病名のつきにくい症状に、からだ全体 丸ごと捉える東洋医学の考え方で、お見立てします。ご本人が本来持っている治る力を高めることを目指します。

  • 根本的に、自分の からだを見直したい

    ご自身では気が付きにくい体質や姿勢の癖など、操体法の観点から大事なポイントをお教えします。

  • 自分のからだと じっくり向き合いたい

    丁寧な問診、施術で納得できる施術をします。(調整時間約40分、症状によって多少前後します。)

  • いつまでも、若々しく、疲れにくいからだを手に入れたい。

    しなやかに、元気に動くための コツの指導も操体法ならバッチリ対処できます。

  • いろいろ通ったけれど、しばらくすると戻ってしまう。

    良いコンディションを長続きさ せる日常での対処法、セルフケアもお教えします。

川名先生プロフィール

川名先生の写真

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川名 慶子 かわな けいこ

川名操体治療室 代表
鍼灸、あん摩指圧マッサージ師
◯特別養護老人施設勤務、介護職に従事。
出産退職後、子育てをしながら学生時代から興味のあった操体法を勉強し始める。
◯東京医療専門学校卒業
操体法は、故渡邉栄三先生 三浦寛先生他 複数の先生に師事する。
◯秋葉原の津田温古堂(当時)にて10年間臨床経験を経たのち独立開業。
◯東京都渋谷区千駄ヶ谷で開業18年。
 2020年9月 神奈川件川崎市に移転。
◯臨床家向け、一般の方向けセミナー開催多数
◯鍼季刊雑誌「うかたま」農文協社刊に『はじめての操体法」連載3年。次年度も連載予定。
◯所属団体:日本操体学会、身体均整師会

この仕事を選択したきっかけ

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インタビュアー川嶋(以下、イ)
この仕事を選んだ、きっかけを教えていただけますか︖
川名
「わたしは、ちいさいときから病弱で、学校も長期休学したり入院生活を送るような子供時代でした。ですからいやでも、健康とかからだのことを考えていたように思います。 そういった原体験がこのような仕事を選んだひとつのきっかけにはなっていると思います。」

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考える時間もたっぷりあったということでしょうか。
川名
「そうですね、ぼーっとしながら、自分はこうしてベッドの上にいるけれど、多分元気に外で遊んでいる子のほうが多いんだろうなとか、このままいくともうすぐ死んじゃうのかな、とか妄想していましたね。
でも幸い成長するにしたがい元気になっていったのですが、どこか気持ちの奥にはからだの仕組みの不思議さとか、いのちの不思議さにはずっと魅かれていたように思います。」
原体験というのはやはり大きいのでしょうね。でもそれがすぐに施術家、臨床家という選択にはつながらないように思いますが。
川名
「ええ、最初からこの仕事を選択してきたわけではないんです。大学を卒業するころ改めて健康やからだに関わる仕事をしたいと思って初めに選んだ職業は介護職でした。そこで約3年間現場を体験したんです。
人生の先輩の方々の日常生活のお手伝い、フォローをすることの素晴らしさを感じるとともに、もっと積極的に具合が悪くなったからだを改善する仕事がしたいと思ったのもこの時期でした。」
では、その後現在のような仕事をはじめられたのですか︖
川名
「いえいえ、まだまだ道のりは長いのですが(笑)前後して結婚や出産、子育ての時期を過ごしていましたので、並行してすこしずつ勉強をしていきました。
ですから今の自分があるのは、周囲や家族の協力・理解があってこそなので本当に感謝しています。」

操体法について

インタビュアー川嶋(以下、イ)
では、もう少し具体的な施術のスタイルについて伺いたいのですが、 なぜ、操体法なのでしょうか︖
川名
「確かに、からだを調整・治療する技術というのは沢山あって、それぞれに素晴らしい体系・理論があると思っています。そのなかで操体(そうたい)法を選択した理由の一つは一番初めに出会ったということです。

はじめは本を読んだのですが、操体(そうたい)法をまとめられた、故橋本敬三先生の『からだは治るようにできている、気持ちいい方に動けばよくなる』というシンプルで明確な言葉に強く引かれたんです。
これで間違いない︕とすぐ思ったぐらい、自分の中でとても納得いく内容で。ですから出会いとともに答え・結論を与えられてしまったので、その後は長く地味な裏付け作業。シンプルなものほど奥が深いというわけです。」
もうすこし操体(そうたい)法について教えていただけますか︖
川名
「仙台の医師故橋本敬三先生(1897~1993)が体系化した徒手療法・運動療法です。一般的な整体などとの大きな違いは、本人の動きを使うということです。
無理のない、痛くない、ラクな気持ちのいいほうに動きながら調整していきます。」
気持ちのいいほうとか、ラクな感覚というのはソフトな刺激で良さそうですが、自分で動くのは難しくないですか︖
川名
「確かに感覚というのは、本人しかわかりませんし、曖昧、微妙なもので本来調整の指標にしにくい部分です。
また具合が悪いというのは動きにくいということでもあるので、どのように動くのかというのは最初は分かりにくいところもあると思います。

ただ、からだは必ず抜け道や代償のバランスを用意してくれますので、ご本人ではわかりにくい、治っていく道筋やきっかけを見つけたり、作っていくお手伝いするのが施術家の役割りといえます。」

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なぜ、気持ちのいい方とか、ラクな感覚を使うと良くなるのでしょうか︖
多少痛かったり、きつい刺激が効きそうな気がしますが・・
川名
「調整の刺激というものは、いろいろな方法論があって、唯一絶対のものはないと思っています。大事なのは、今、その人にとって一番無理がなく有効な刺激を与えるということだと思います。
また、複数の方法論があって、それぞれがそこそこ有効ということは実は、その方法論のもっと根幹のシステムが動き出すから、からだが変わるともいえると思います。

現在、医学のなかで注目されているシステム論として皮膚や筋膜・腹膜などの膜構造システム論、脳科学の分野も含む機能神経学的システム論、自律神経系が関わるホルモンや免疫系のシステムなどですが、これらに何らかのスイッチを入れることでからだを変化させているのだと考えられます。

ただ、イノチあるヒトは機械ではないので、システム論だけでは当然解釈しきれない何かもっとダイナミックなものがあるのでしょう。そのダイナミックさとは一言でいえば『生き続ける、イノチをつなぐ』ということです。
そこにスイッチを入れるのが『快い、気持ちのいい感覚』なのです。橋本先生はそれを原始感覚とおっしゃいました。」
操体(そうたい)法の特徴である”動き”についてもうすこしお聞きしたいのですが、どのように動いたらいいのか、どの程度の力加減なのか、やはりわかりにくいと思います。
川名
「そうですね、本などでみると、感覚重視で実際やってみても、出来ているのか、これで調整されているのかはじめは分かりにくいと思います。ですから当治療室では、もう少し具体的で理論的に指導するようにしています。

橋本先生はからだには法則があると言っています。その法則に則って動いたり、調整すれば治るようにできていると書いています。ただ、先生自身はその法則については、具体的なお話をされないまま、感覚重視のスタイルに操体(そうたい)法を進化させていったのです。

そこで、あくまでもわたしなりの操体(そうたい)法の解釈・運用のスタイルですが、感覚の裏にある、からだの法則・原理などをお話ししながら調整アドバイスをしていきます。

いきなり広い海に向かって泳ぎだすのでなく、一歩一歩ステップを踏みながら、自分の感覚や動きを確かめながら、その時の目標をクリアするようにお手伝いします。そうすると、ゆくゆくはその先に、広い海を気持ちよく泳げるような世界が広がっていくと思ってください。」

経絡鍼灸治療について

インタビュアー川嶋(以下、イ)
操体(そうたい)法とともに行っている経絡(けいらく)鍼灸治療で期待できる効果はどんなものですか︖
川名
「やはり、自律神経系の調整効果がまず第一にあげられます。自律神経系のトラブル症状を具体的に言うと、冷えやのぼせなどの体温調整症状、便秘や下痢などの消化器症状、生理痛や内膜症・不妊など婦人科系の問題、アレルギーなど免疫系のトラブル等です。
非常に幅広いですが、鍼灸治療がこれらの症状改善に有効な手段であることは、すでに医学的エビデンス(科学的根拠)を得られています。」
一言で鍼灸治療といっても、いろいろなスタイルがあるようですが、経絡(けいらく)治療の特徴はなんですか︖
川名
「確かに鍼灸にも色々なスタイルがあります。中国鍼のように太めの鍼でアグレッシブルに疾患と取り組むスタイル。スポーツ選手のパフォーマンスを高めることを目的とした運動器・筋肉などの調整を主としたスタイルなどなど、そのような中で経絡治療は比較的ソフトな刺激の部類に入ると思います。

つまり細くてやわらかい銀鍼や刺さない鍼、てい鍼などを主に使い、ほとんど刺さない、皮膚に接触する程度の刺激でからだを調整していきます。」

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経絡(けいらく)治療の経絡(けいらく)とはどのようなものですか︖
イメージが湧きにくいのですが・・
川名
「経絡(けいらく)とは、伝統医学・東洋医学の言葉ですが、からだを流れているエネルギーの道筋と考えてみるとわかりやすいと思います。イノチあるわたしたちのからだには目に見えない、形のないエネルギーが流れています。

東洋医学ではそれを氣とか血という言葉で表現します。古代の人々は病気になるというのはその氣や血の流れが滞ったり、溢れたりすることによっておこると考えたのです。
ですから、治療とはその気血の流れを正常にすることなのです。エネルギーの道筋である経絡(けいらく)を観察して、その調整ポイントであるツボに刺激
経絡(けいらく)とは道筋。氣血、エネルギーは流れているんですね・・
川名
「そうですね、流れという現象でからだを観てみると、自律神経系の現象や免疫系の働き、ホルモンや消化酵素など働きといった血液の流れなどと関連が深い、流動的な現象の調整に東洋医学の発想はとても相性がいいのです。

そして、生きているということ(現象)は変化しているということです。変化しているということは動いているということです。動きとは、流れや波、などと表現してもいいかもしれません。

操体法も動きを使った調整法とお話ししましたが、からだと付き合うとき、どのようなからだが理想的なのかと一言でいえば、わたしは、”軽やかにしなやかに疲れにくく動ければいい”と答えます。
そのために、からだの中からも外からも動きをつけていくわけですね。」

川名操体治療室について

インタビュアー川嶋(以下、イ)
ところで、治療室にはどのような方がお見えになりますか︖
川名
「年齢層は20代から70、80代と幅広いですが、30代から50代の方が多いですね。男女比はやはり女性が多いですが、男性ももちろん来られてます。」
どのような症状の方が多いですか︖
川名
「腰痛、肩こり、膝痛という代表的な症状から、自律神経系疾患・婦人科系疾患も多いですね。やはりパソコン作業で長時間の坐った姿勢や仕事のストレスといった、都会の現代人ならではの環境がベースにあるようです。」

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お見えになった方が、川名操体治療室を選ばれる理由はどのようなところにあるとお考えですか︖
川名
「もちろん仕事場や自宅から近いという選択で来られる方もいらっしゃいますが、時間をかけた丁寧なオーダーメイドの治療ということでおいでいただいている方も多いですね。あとは、セルフケアのアドバイスが受けられることも、選ばれる理由のようです。操体(そうたい)法などに興味を持たれる方はやはり、セルフケアへの関心が高いですね。

自分のからだと付き合うときにやはり人にばかり頼らないセルフケアの知恵は必要だと思っています。
操体法やお灸は自分でもできるので積極的にその指導はしています。
また、治療室で月1回のペースでセルフケアの一般向けの講習会も行っていますので、よかったら覗いてみてください。
5回連続講座ですが、体験ビジターも受け付けています。詳しくは講習会(一般向け)のページを見てみてくださいね。」 をいれることで治療していくのです。」

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最後に、治療院を選ぶ時のポイントをアドバイスしていただけますか︖
川名
「巷には多くの治療院があふれていますよね、現代は情報過多で自分にとって本当に合っている治療室を見つけるのは逆に大変かもしれませんね。
わたしが操体法に出会った時のことを先に話しましたが、出会いのご縁や直観が実はとても大切なので、その時の勘や感覚を養っておくのは大事です。

当たり前のような内容ですがどれも、わたしが患者だったら受けたい治療室の基準ポイントでもあります。参考にしてみてくださいね。」
ありがとうございました︕
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