1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 途中参加 可能です。
今回のセミナーのテーマは、「操体法の原理を探る。」です。
操体法と身体均整法の関係、橋本敬三先生と亀井進先生の交流(1967年~1975年)は以前から知れられているところですが、均整側の資料(講義録)の中に操体法について書かれている物があることは、均整法関係者以外にはあまり知られていない情報です。
橋本敬三先生がご自身としては、伝えていない操体法の原理原則を探る試みとして、今回は、膨大に残された均整法の資料の中から操体法に関連のある、講義録「運動系の基礎知識、原理」を一次資料としてテキストを作成、プログラムを組みました。
今回は、運動器を使った調整法を行っていくうえで、知っておきたい反射の解説をしました。
①気持ち良い、心地よいという情動が自律神経系回路に影響を与え脈拍や呼吸に変化を与えるルート。
②穏やかな等尺性収縮の刺激が筋肉の緊張を緩める仕組み
③筋肉だけでなく靭帯への刺激が、筋肉の緊張調整に影響を与える仕組み
④主動作筋と拮抗筋のバランス調整の仕組み
⑤脊髄反射だけでなく、大脳皮質が関与している半球間抑制システムについて
実際のからだでは、様々な機序が同時多発的に発動しているはずですから
一見、相反する仕組みがうまくコントロールされて通常のスムーズな動きができるのですね。
操体法実技は、基本操法のつづき 膝倒しとうつ伏せのカエル足をやりました。
実技のポイントは、
「ゴールの設定」です。
なんの為に膝倒しをするのか?
気持ちのいい感覚を味わうのが目的ではありません。
力強く、しなやかで、疲れにくい 動きを手に入れるために、操体法はあるんです。
次回も、引き続き、からだの仕組みを探りながら いろいろ試して
操体法の可能性を広げていきたいと思っています。
【次回告知】
治療室行うセミナー 操体法ワンデイセミナー(日曜開催)8回シリーズ 4回まで日程が決定しました。
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 途中参加 可能です。
少人数制なので、お申込みはお早めに!
第3回
11月25日
第4回
12月16日
くわしくは こちらのページをご覧ください。