操体法創始者橋本敬三の意思、業績を継承する日本操体学会が主催する、操体指導者育成講習会が宮城県松島3月9~10日に行われました。
昨年の9月に引き続き第二回目の企画でした。
教育関係者、臨床家 セミナー指導者 様々なジャンルの講師 4名がプログラムを担当しました。
川名も臨床家の立場からいろいろお伝えしてきました。
全体テーマは「次世代を担う操体法の指導者の育成講座」
医師故橋本敬三先生がまとめられた操体法ですが、様々な方が操体法と銘打っていろいろな表現で伝えられているのが
現状です。
橋本先生は、生前のご意思で操体法のスタイルを継承するのに資格制度や家元制度を作ることをよしとしませんでした。
なぜなら、操体法の調整理論はからだの仕組みそのものであり、だれかが独占したり他と差別化するものではないと考えたからです。
特許や知的所有権を主張せずオープンソース フリー素材として広く多くの人の健康のために公開した情報でした。
けれど、時代を経て橋本先生の当初のスピリッツやメッセージが伝え手の個性や表現方法で少しづつニュアンスが変わって伝わってきているように感じている人々がいます。
そんな思いが、日本操体学会での活動につながっています。
橋本敬三伝先生が残した業績や文献など一次資料の整理、保存、そして次世代を担う操体法の指導者の育成がこの学会の活動のテーマです。
その学会の活動の一環として開かれたのが今回の研修会でした。
今回は、指導者として身につけたい、相手の感覚を誘導する話しかけの工夫についてのグループセッション
セルフケアをきっかけに自分のからだの感覚を聞きわけるボディーワーク、一人で行う操体法を第一日目に行いました。
二日目に担当した川名は、重心の観察をとおして二人で行う操体法の指導をしました。
お相手のからだのおおよそのバランス観察をとおして調整の予測を立てて実際に操体法で調整を行いました。
熱心な参加者の皆さんの研修の様子です。
宿泊したホテルはオーシャンビューのお部屋でした。
3/10の朝日です。
2011年3/11に思いをはせて拝みました。
次回第3回操体指導者育成講習会は仙台の会場で行う予定です。
詳しいことが決まりましたらメールやSNSでお伝えします。