当治療室では、従来 月一セミナー(日曜日開催 1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 可能)を行ってきました。
しかし、今回の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、開催が困難な状況になってしまいました。
そこで、今後のことも見据えて、新しい試みとしてZOOMアプリを使用したオンラインセミナーを行いました。
今回は、4月に引き続いて2回目でした。前回の参加された方々対象に、無料で行いました。
イベント自粛要請、専門学校など、教育機関も軒並み閉鎖の中、オンライン機能を活用した、ライブ配信 セミナーが盛んに行われています。
発信者も、情報の受け手も、まだまだこの機能に慣れていなくて試行錯誤の状態だと思います。
けれども、今後ネットを介したオンラインシステムは、イベント開催、教育事業やセミナーにとって必須のインフラとなっていくでしょう。
ただ からだに関するセミナーは、単なる情報発信だけでなく、実技が必要となってきます。
操体法は自分の動きを使ったものなので、セルフケア、エクササイズとしての指導、実習はある程度可能です。
前回は仰臥位での操法を2種類ご紹介しました。
今回は、伏臥位の操法をご紹介しました。
<今回のセミナーのプログラム>
正坐位、跪坐位で
①事前の姿勢のチェック 1
②全員一緒に伏臥位の操法を行う
③操法を行った後のチェック 2
④各自の姿勢、動きに対応して操法をアレンジして行う。
⑤操法を行った後のチェック 3
⑥仕上げに 前回紹介した仰臥位の操法1を行う
⑦操法を行った後のチェック 4
操法は事前に動画資料として作成して、ご紹介しています。
ただ、『事前に見ていても難しそうでわからなかったけれど、直接指導してもらったら簡単だった。』
との感想もいただいたので、動きの紹介というのは、動画だけの紹介ではやはり難しいのかなと思いました。
チェック画像は、スクリーンショットで保存、加工して記録しました。
制限のある環境での記録なので、きちんとしたデータ評価は難しいですが、
肩のラインがわかりやすいと思い、赤いラインで囲ってみました。
Aさん
プログラム①事前の姿勢のチェック 1>右肩下がり
プログラム⑦操法を行った後のチェック 4>上下差が減っている
Bさん
プログラム①事前の姿勢のチェック 1>両肩の前方への巻き込みが見受けられる。
プログラム⑦操法を行った後のチェック 4>肩の巻き込みが開いて背すじが伸びている。
Bさんからは、終了後メールで感想をいただきました。
了解を得て一部紹介させていただきます。
以下抜粋文
謎の頭痛などの不調があったりで昨日もセミナー前まではダラーっとなってしまっていたのですが、
セミナー終了後はスッキリして仕事モードになりやる気が湧いてきました。
ありがとうございました。
頭痛が改善したのも肩のラインの変化と関係あると思っています。
今回は、オンラインセミナー2回目の試みでした。一方通行の情報発信ではなく。実際動きながら体験していく
操体法ならではの可能性を広げていきたいと思います。
スタイルがある程度確立しましたら、
セミナーだけでなく、実際のセルフケアとしてのオンラインプログラムもアップしてきたいと思います。
どうぞ、お楽しみ!