先日、12月14日(日)均整神奈川支部研修会で2回目の操体法の講習会をさせて頂きました。
10月の全国講習会でお話しした資料の中から、いくつか補足説明もさせて頂きました。
マッスルエナジーテクニックの理論を参考に、操体法に限らず手技療法刺激の機序について考えてみました。
出力の弱い、持続時間を長めにとった等尺性収縮や等張性収縮は、錐外筋線維と感覚受容器のある錐内筋線維との間の張力や長さに相対的変化を起し
感覚入力をリセットさせて、誤作動を起こしている筋肉神経刺激伝達状態を初期化するようなものだと考えらえます。
このことが理解できると、調整時の関節の角度や張力や間合いというものがいかに重要かが、改めて理解できますよね。
あと、皆さんのリクエストにお応えして『足もみ』もお伝えしました。
『足もみ』 も橋本敬三先生が当初治療の合間に行っていたもののようです。
これはとにかく気持ちいいので明日にでも使える!と好評でした。
参加者の中にはわざわざ岡山から来てくださった方もおられて、操体法に関心を持ってもらえたことが、うれしかったです!
写真は講習会のあと教えていただいた沖ヨガの沖正弘先生の本です。古書ですが、早速入手しました。
操体法の『膝倒し』のルーツはヨガのポーズではないかと常々考えていました。
橋本先生の時代のヨガといったら、沖ヨガですからどこかにそれが出ていないかと、探していたので大変興味深い本です。
(貴重な本教えて下さってありがとうございます!)
まだ、届いたばかりなので、ざっと目を通しただけですが、
「大浦孝秋、桜沢如一、野口晴哉、亀井進、の諸先生方には、しばしば質疑し、多忙のところをわずらわせたことを深謝する次第である。中略 1965年4月 ミュンヘンにてー」
ヨガによる病気の治し方 6ページ
と書いてあるように、同時代の臨床家や思想家と情報交換を行っていたのですね。内臓調整や関連椎骨、陰陽など整体や身体均整法と共通の情報記載が多くあるようです。
ヨガという切り口からみるとこころの問題のアプローチもありますから益々、からだの診方が広がりますね。
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