今期のテーマは、
『操体法 動きと自律神経バランスの関連を探る』
『内臓のバランス 観察と調整』です。
併せて、骨盤、椎骨の触診理論もお伝えしていきます。
今回は、初回だったので総論、概論的なお話をしました。
触診理論では、入り口として、骨盤、上後腸骨棘(PSIS)を正確に触れて、立位前屈の動きでの変化を診断評価する練習をしました。
一見簡単そうですが、形状も個人差あり、左右差あり、それを衣服の上から診断するのは、意外と初めは難しいものです。
また、PSISは様々な部位を触診するときの基準点になるので、この一点が正確に把握できないと、その先の触診が全ていい加減なものになってしまいます。
是非何度も繰り返して、観察力を養ってくださいね。
また、操体法概論では大元の発信源、故橋本敬三先生がどのような情報の中から一つの体系を作っていったかということを、同時代の様々な治療家たちの記録と比べてお話ししてみました。
操体法は整体、療術、古武術など様々なものの影響をうけていると思っていますが、最近確認作業をしているが、ヨガの影響です。
先日のブログでもお伝えした、沖ヨガの沖正弘先生の本をご紹介しましたが、(2014.12.18の記事)
その前書きに、桜沢如一、野口晴哉、亀井進 と名前が出ているのに、橋本先生の名前がないと思ったら、後ろの連絡先リストに出ていました!(写真参照)
1960年代は仙台支部だったんですね!
改めてこの本を読むと、操体法とヨガとの関連の深さが伝わってきます。
ちなみにこの本
「ヨガによる健康の秘訣」
「ヨガによる病気の治し方」
白揚社
は、1960年代に発行されたものですが、その後新装改訂版として
「ヨガによる健康に生きる知恵」
「ヨガによる 病気をなおす知恵」
日貿出版社
と姿を変えましたが、その巻末のリストには、橋本先生は出ていません。
*資料 沖ヨガ出版物リスト参考サイト(NPO法人 沖ヨガ協会)
その辺のところ操体法とヨガの関連についての考察は、また後日書きますね!お楽しみに〜
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