今期のテーマは、
『操体法 動きと自律神経バランスの関連を探る』
『内臓のバランス 観察と調整』です。
併せて、骨盤、椎骨の触診理論もお伝えしていきます。
内臓調整では、このところお伝えしている消化器発生の課程をヒントにした、臍を中心とした
時計回り、反時計回りの動きを前回はデモンストレーションとしてお伝えしただけでしたので、実技として皆さんにもチャレンジしてもらいました。
時計回りというと、時計文字板の平面のような二次元的な動きを想像すると思いますが、からだは立体三次元ですから、実際はボールが様々な軸の元転がるような動きを想定した方が実態を把握しやすいように思います。
フェルメール『天文学者』
そして臍の周囲を動くといっても初めは戸惑うと思います。なぜなら骨格を支えとした、通常の運動器が起点の動きと趣きが異なるものですから。
ですから、ここで大切なのは実際どのくらい動けるかというようり、その動きをどのくらいリアルにイメージできるかのほうが重要だと思います。
イメージを膨らますことをまずはテーマにしましょう。術者は言葉を使って受け手をリードするわけですね。これは、操体法の大事な課題でもあります。
からだの深いところ、内臓の動きに是非思いを向けて消化器という自分の原初の動きを探ってみましょう!
【お知らせ】
治療室講習会(臨床家向け)2015年後期申し込み開始しました。
全12回コース(7月〜12月)
『操体法 動きと自律神経バランスの関連を探る』
『内臓のバランス観察と調整』
*膜構造と経絡、動きの関連をさぐる。
このような方にお勧めのコースです。
*スキルアップ、より幅の広い視野を目指している臨床家の方
*学生さん、将来開業予定の方
*より深くからだのことを知りたい方
感覚重視で、とらえどころの難しい『操体法』ですが、からだの仕組みをうまく使ったものです。
健康法にとどまらず、臨床に使えるもの 結果の出せる調整法を身に着けることが、この講習会の目的です。
そこで、毎回全体のテーマを設けています。
2015年今年のテーマは、
『操体法 動きと自律神経バランスの関連を探る』
『内臓のバランス 観察と調整』です。
また、後期のテーマは
*膜構造と経絡、動きの関連をさぐる。
目標をはっきりさせて、確実なスキルアップを目指します。
実習指導も、きめの細かい納得のいく少人数制です。
定員6名(定員になり次第締め切らせていただきます。)
日 程 6か月全12回 第2、第4木曜日
【後期日程】
7/9 7/23
8/13 8/27
9/10 9/24
10/8 10/22
11/12 11/26
12/10 12/24
時 間 午後3時から午後6時まで
場 所 川名操体治療室
プログラム(予定 進行状況で変更の場合あります)
第1日 7月9日 (講義)発生学から考察する膜構造概論①(触診理論)骨盤①(実技)基本操法①
第2日 7月23日(講義)発生学から考察する膜構造概論②(触診理論)骨盤②(実技)基本操法②
第3日 8月13日(講義)循環器系①(触診理論)脊柱①(実技)基本操法③
第4日 8月27日(講義)循環器系②(触診理論)脊柱②(実技)循環器系と操体法
第5日 9月10日(講義)消化器系①(触診理論)椎骨①(実技)消化器系と操体法
第6日 9月24日(講義)消化器系②(触診理論)椎骨②(実技)消化器系と操体法
第7日 10月8日(講義)泌尿生殖器系①(触診理論)椎骨③(実技)泌尿生殖器系と操体法
第8日 10月22日(講義)泌尿生殖器系②(触診理論)椎骨④(実技)泌尿生殖器系と操体法
第9日 11月12日(講義)末梢神経系①(触診理論)骨盤から椎骨 全身①(実技)末梢神経系と操体法
第10日 11月26日(講義)末梢神経系②(触診理論)骨盤から椎骨 全身②(実技)末梢神経系と操体法
第11日 12月10日(講義)脳、脳神経系①(触診理論)まとめ(実技)脳、脳神経系と操体法
第12日 12月24日(講義)脳、脳神経系②(触診理論)まとめ(実技)脳、脳神経系と操体法
詳しくは、ホームページをご覧くださいね。
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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