1/11(木)治療室講習会(臨床家向け)2018年前期 第1回行いました。
治療室講習会(臨床家向け)は12回コースで今回は1月から6月まで月2回行うものです。
臨床家向けとうたっていますが、参加条件として、特に資格の有無等は問いません。
からだについて興味があり、操体法を通じてもっといろいろ知りたい、体験したい方、向けに行っています。
もちろん、現在のお仕事や将来に生かすため、スキルアップを目指している方も大歓迎です。
講習会ページ
感覚重視で、とらえどころの難しい『操体法』ですが、からだの仕組みをうまく使ったものです。
健康法にとどまらず、臨床に使えるもの 結果の出せる調整法を身に着けることが、この講習会の目的です。
そこで、毎回全体のテーマを設けています。
2018年今年のテーマは、
『 5つのパターンでからだを見切ってみよう!』です。
東洋医学の五臓の捉え方と西洋医学から解釈した自律神経系のバランスコンディション。
二つの観点の融合にチャレンジします。
目標をはっきりさせて、確実なスキルアップを目指します。
今回は、初回でした。
操体法だけでなくく、動きを使った調整法の刺激の伝わり方、仕組みについてお話ししました。
機能神経学的なおはなしですが、
①気持ち良い、心地よいという情動が自律神経系回路に影響を与え脈拍や呼吸に変化を与えるルート。
②穏やかな等尺性収縮の刺激が筋肉の緊張を緩める仕組み
③筋肉だけでなく靭帯への刺激が、筋肉の緊張調整に影響を与える仕組み
④主動作筋と拮抗筋のバランス調整の仕組み
⑤脊髄反射だけでなく、大脳皮質が関与している半球間抑制システムについて
最低、この5つの仕組みが同時多発的に、発動しているはずです。
(実際はもっと複雑なはず、、)
ですから、今どの仕組みにターゲットを絞って、どういう刺激をどこに与えようとしているのか、
そんなシナリオが描けるようにするのが臨床に向けての練習課題です。
とりあえず、この5つの仕組みを武器に、これから操体法をつかってからだを操ってみてみましょう!
次回からは、いよいよ5つのパターンのお話しをしていきます。
お楽しみに!
雑誌「うかたま」
操体法記事 連載開始
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