季節の変わり目はよく体調を崩しやすいといわれますが、なんででしょう?
気温や気圧 湿度などの変化にからだの機能を一定に保つコントロール機能が追い付かない 対応にエラーをおこすから体調を崩すのですね。
このコントロール機能、システムは 自律神経系といわれますが。
対応のエラーには二つのパターンがあります。
1;自律神経の交感神経系が過剰に働いてしまったとき。
2;自律神経の副交感神経系が過剰に働いてしまったとき。
交感神経と副交感神経はアクセルとブレーキのようにおたがいにバランスを取りながら働いているので、
1と2のパターンはこのように言い換えることもできます。
1;自律神経の交感神経系が過剰に働いてしまったとき。> 副交感神経系がうまく働かないとき。
2;自律神経の副交感神経系が過剰に働いてしまったとき。> 交感神経系がうまく働かないとき。
ご自分の様子がどちらのパターンなのかを知っておくだけでも対応のしかたが大分わかってくると思います。
さてでは問題です!
季節の変わり目で、鼻水が出てしまう、、、
という場合はどちらのパターンでしょうか?
答えは、2です。
アレルギー性の鼻水の症状もベースにはこの状態があります。
鼻の粘膜が過敏になって、粘液(鼻水)の過剰産生となっていると考えられます。
ですから、対応方法は、
単純に考えれば、過敏になっているシステムを抑えるか、反応が鈍くなっているシステムが起動しやすくするかのどちらかですよね。
ただ、からだは機械のようにスイッチを切り替えたり、再起動すればエラーが解除されるほど単純ではありませんから
実際は原因も対策ももっと複雑です。
根本的にからだを立て直そうと思うのなら、病院や整体院、鍼灸や操体法などの治療室といった専門家のいるところで
アドバイスや調整を受けるとより解決が早まると思います。
でも、おうちでできる気軽なセルフケアを行うことも大事ですよね。
そんな、対策の一つがツボ刺激療法です。
多くの人に効果が出やすい調整の最大公約数的ポイントを集めたのが
ツボなんです。
伝統医学の経験から生まれたものですが、医学的にもその効果は解明、証明されつつあります。
治療室では、気軽にできるツボ刺激療法としてせんねん灸をお勧めしています。
鼻水症状におすすめなのは、合谷(ごうこく)というツボです。
左右ありますから、鼻水がよく出る側か押してみてより痛いほうにやってみてください。
もぐさの香のアロマ効果も期待できます。
治療室でも、ご用意してますので気になる方はご相談くださいね。