友人の娘さんが初めての妊娠で「つわり」症状に悩まされていると相談を受けました。
そこで、「つわり」についてまとめてみました。
つわりとは。
妊娠初期の不快な症状を総称して「つわり」といいます。
具体的には、むかつきや吐き気、嘔吐、唾液の多さなどの症状をいい、
においに敏感になったり、食べ物の嗜好が変わったりします。
妊婦さんの10人中8人までが、つわりを経験するといわれています。
つわりの原因は?
西洋医学的には、ホルモンの変化によるものなど考えられていますが
まだはっきりと解明されていません。
そこで、姿勢タイプ別に3つの原因や対策法を考えてみました。
まずは、バランスチェック
方法
立った姿勢で前後左右に体重、重心を移動してみて、からだが傾きやすい方向、安定しやすい方向を探してみましょう。
*ここで、とりいれたからだの観察の方法
・整体的(ここでは身体均整法)解釈
>姿勢や動きのバランスと内界(自律神経や内臓のバランス)を
総合的に診断調整する方法
・東洋医学的解釈
>からだの仕組みを陰陽や五行(木火土金水)五臓(肝心脾肺腎)という
五つのエレメントで捉える方法
タイプ1
立った姿勢で左右の足の重心バランスをチェック>どちらか片方に重心が偏っているタイプ。
<脾>のバランス変化ととらえる 消化器(胃)の症状として考える。
吐き気は胃の感受性が高まってる状態と解釈すると
胃の機能に関連するツボに穏やかな刺激を入れるとよいと思われます。
お勧めのツボ
タイプ2
立った姿勢で左右の足の重心バランスをチェック>片方がつま先重心 他方が踵重心でひねりやすいタイプ
<腎>のバランス変化ととらえる
ホルモンバランスが変化している状態をからだが一種の中毒症状のような反応を示してしまうと
解釈すると腎機能の調整も有効と考えれます。
発生学的にも生殖器と泌尿器は近い関係にあるので、腎関連の調整は有効と考えれれます。
お勧めの操体法
うつ伏せのカエル足 (腎の調整としてひねりの動きを入れたものが良いでしょう。)
横向きとうつ伏せの中間のような姿勢は、妊娠中比較的ラクな姿勢なので日頃のくつろぎの姿勢として
取り入れるとよいでしょう。
みぞおちが楽な感じを見つけられるといいでしょう。
*お腹に苦しくないように枕やクッションをひくとラクに行えまます。
*ラクなほうから先にやって、反対側もラクになったようでしたらやるとよいでしょう。
タイプ3
立った姿勢で左右の足の重心バランスをチェック>つま先か踵に重心が偏り気味のタイプ
<心肺>のバランス変化ととらえる 精神的ストレスと考える。
胸骨周囲やみぞおちの緊張を緩める症状が落ち着いてくる可能性があります。
背中の左右の肩甲骨の間も硬くなっていませんか?
お勧めのツボ
治療室では、気軽にできるツボ刺激療法としてせんねん灸をお勧めしています。
ご紹介したツボは左右2つあります。
押してみて痛いほうや力が入りやすいほう、重心がかかっている方にまずはやってみてください。
実際はこの3つのタイプのミックス型も多いと思います。
無理に型にはめ込まず、気軽にいろいろ試してみてくださいね。
*妊婦さんシリーズ*
こちらも参考にしてくださいね
【わたしがお手伝いします】
川名操体治療室代表 川名慶子
東京医療専門学校卒業、鍼師、灸師、あん摩マッサージ師免許取得
身体均整法学園卒業
操体法については、故渡辺栄三先生、三浦寛先生他、複数の先生に師事。
東京秋葉原の操体法専門施術所、津田温古堂(当時渡辺栄三先生が主催)に10年間勤務
臨床治療の経験を積み独立。
東京渋谷区千駄ヶ谷で操体法メインの治療室を開業して17年。
*観察 お見立て*
ご自分のからだとしっかり向き合いたい、回復 改善の道筋を組み立てていきます。
*調整*
お辛いところだけに注目するのではなく全体のバランスを見据えて調整することも、早く回復するため、
再発しないためには大切なことです。
*セルフケアアドバイス*
ブログを読んだだけでは、実際にやってると分かりにくいところもあると思います。
ご自分に合ったオーダーメイドの方法をお伝えします。
*筋トレ パワーアップアドバイス*
バランスがとれてもよい状態を持続させるにはパワーが必要です。
基本的体力 筋力も大切です。
食べたものがちゃんと身になるための食事指導
ホルモン分泌に影響のある 睡眠指導
そして毎日のルーティンとして実行可能な筋トレメニューを紹介します。
気になった方は、是非一度お越し下さい!