左右の腕を使って一つの目的を持った動作を連携して行う、
「ぞうきん絞り」は自分の肩や腕の動きのタイプ癖を知るのにわかりやすい検査法です。
特に、目の疲れ、頭痛 肩こり 不眠 などの症状に悩まされている方は、是非ご自分の動きをチェックしてみてください。
そこから、ご自分の症状の原因や回復の対策が見えてくるかもしれません
【持ち方のタイプ分類】
タイプ1;竹刀持ち>ぞうきんを縦に持つタイプ
左下手前>左手が下 からだに近い持ち方
右下手前>右手が下 からだに近い持ち方
の二つのタイプがあります。
タイプ2;鉄棒持ち>ぞうきんを横に持つタイプ
鉄棒持ちからの左下手前>絞る動作で左下手前になる
鉄棒持ちからの右下手前>絞る動作で右下手前になる>画像
の二つのタイプがあります。
【観察ポイント】
1:動作側と固定側の確認
左右が連携した動きですが、観察するときのポイントは、
動作側と固定側に分けてみるとわかりやすいです。
ペットボトルに例えると、
・蓋を持って開ける側が動作側
・ペットボトル本体を持っている側が固定側
2;肘から下前腕の方向を確認
回内 肘を曲げているとき、手のひらが下に向く動き
回外 肘を曲げているとき、手のひらが上を向く動き
【タイプ別傾向と対策】
竹刀持ち
傾向
手元がからだのヘソのあたりでタオルをもつので、持ち方としては、バランスが良いタイプ。
ただここから絞る動作をすると左右の前腕が回内することによって肘が外に開き、肩が上に上がりやすくなります。
足元や腰が安定して支えられていないと、肩や首に緊張が入りやすいです。
対策
安定した動作をするためには、腰に力が入るように下手前(からだに近い方の手)を
動作側にして手元を絞るようにするといいでしょう。
鉄棒持ち
傾向
手元や肘がからだのヘソに対して外側でタオルをもつタイプ
支えや重心が外側なので、動いていない状態だけで見ればある意味安定しています。
ただここから絞る動作をすると、固定側は回内 動作側は回外と左右の動きで
ひねりが生じ動きが複雑になってしまいます。
対策
左右の前腕のひねりの癖が強く影響しないようなバランス調整をするとよいでしょう。
以上のタイプだけでなく他にも絞る動作はありますが、
基本的には今回解説したパターンで大体整理が出来るようです。
【応用編】
腕の動きだけでなく首の動きもチェックするとより自分のからだの流れが
つかめてくると思います。試してみてくださいね!