今回は、スムーズな嚥下動作ができるように、のど周りの筋肉や骨格バランスを整えることを
テーマにした、セルフケアの調整法 操体法をご紹介します。
口の中の食べ物や飲み物を飲み込んでのど
食道を経て胃に送ることを「嚥下」(えんげ)といいます。
「嚥下障害」とは、
飲み込む動作が上手くできない状態をいいます。
食べ物がうまく取り込めないと、「低栄養や脱水を起こす」
「食べ物が喉に詰まって窒息する」といった危険があるほか、
高齢者の命を脅かす「誤嚥性肺炎」を引き起こす原因にもなります。
嚥下障害は高齢になれば、どなたでもなりうる症状です。
日ごろから、少しずつケアしていつまでも美味しく、
食事が楽しめるようにしたいですよね!
今回は、スムーズな嚥下動作ができるように、
のど周りの筋肉や骨格バランスを整えることをテーマにしました。
そこで、のどの前にある舌骨に着目しました。
舌骨は甲状軟骨 のどぼとけの少し上、あごの下のラインと
のどのラインが交わるあたりに位置します。
アルファベットのUの字型 馬蹄形をした小さな骨です。
親指と人差し指で輪を作りのどを観察すると軽く触れる事が出来ます。
舌骨は不思議な骨で、他のどの骨ともジョイントせず、
周囲の筋肉と連携してのどの前にぶら下がっているような骨です。
細かなのどの周囲の筋肉の作用のハブ(中継地点)的役割、
調整機能として働いています。
当然、嚥下という複雑な筋肉動作にも関連している骨です。
ただ、その構造的な位置から、首の位置や姿勢の影響から
本来あるべき位置より下がってしまいやすい骨です。
筋力が落ちると
姿勢が崩れる>舌骨も一緒に下がる
筋肉バランスが崩れる
嚥下機能も落ちやすくなる
ということで、今回は簡単にできる、
セルフケア舌骨の調整法 操体法的な調整法をご紹介します。
そして、この調整のもう一つのおすすめポイントは美容効果です。
舌骨を本来の位置に引き上げるということは、結果フェースラインをアップするという美容効果も期待できます!
美しいフェースラインを手に入れて気持ちもアップ
食事も美味しく食べられる
舌骨調整是非日常に取り入れてみてください!
【舌骨の調整 操体法】
用意するもの >日本手拭いまたはタオルを1枚
手順
①手ぬぐいの中央を喉の前に当てる
②手ぬぐいの両端を頭の上にクロスする
③手のひらは耳の両脇に当てて親指を後ろ、上 に向ける。
舌骨を手ぬぐいで引き上げるまたは、下から支えるイメージ
⓸その時に頭だけでなく姿勢も一緒に整えて頭を引き上げるようにして
気持ちいいところで、しばらく3秒から5秒をキープして脱力する。
⑤これを2~3回繰り返す。
手ぬぐいと一緒に舌骨が引きあがるイメージですね。
手の位置の工夫、バリエーション
①耳の脇にあった手のひらを頭の上までスライドして、
手のひらを頭の上に重ねる。
②姿勢が伸び上がる時、手のひらで頭を受け止めるようにしてごくごく頭を圧迫します。
注意>頭、くびはデリケートなところなので、ごくごく軽く圧迫するようなつもりでいてください。
伸びあがった姿勢、頭を手のひらで受け止めるように圧縮する刺激もからだには効果があります。
日常のなかで、調整を行う、おススメのタイミング
それは、、
お風呂、湯舟の中 です!
お気に入りのホホバオイルなどをお顔につけて顔全体をタオルで包みます。
舌骨、のどの前にタオルを密着させて後ろ上に引き上げると頬骨やのどの前の薄い筋肉広頸筋にも刺激が入って
フェイスラインのリストアップにも効果があると思います
無理なく、気持良い感覚を探しながら動いていく、
動きを使った調整法、操体法
毎日少しづつやってみてくさい!
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