講座の最中は出来たのに、ノートも取って記録したのに、、
このような思いはわたしも経験あります。
特にこの世界に入りたての頃は余計にそう思ったものでした。
同じような経験の中からできてきた、わたし流の記録の取り方(観察の仕方)
と基本操法の中でも一番出番の多い膝倒しの活用の仕方をお伝えします。
ノートの取り方
あとでみて思い出せるように、自分なりの観察フォーマットを作る。
図や絵もひな形を作っておく
例として今回書いたホワイトボードの図をお見せします。
参加者お二人分の観察記録です。
右の図を拡大してみます。
座位の図をフィギュア合成人間くんに置き換えると
こんな感じ
矢印の意味は
・骨盤レベル(指標;へその位置)>左回旋
・胸椎12番レベル(指標;みぞおち)>右回旋
・頸椎7番、胸椎1番レベル>左回旋 右側屈 右回旋の動きで右首に痛み 側屈の動きで左右とも外側に伸展時緊張する。
姿勢や動きの観察記録が整理して書けるようになるということは、からだの見立てが上達するための練習になりますね。
記録のポイント
調整は何から始めたらいいのか?
というのがもう一つのご質問でした、これも大事なテーマですよね。
要は調整メニューの組み立てをどのようにするかという大事な話ですから。
操体法に関して言えば、まずは基本操法をしましょうと答えています。
それは、三つの基本操法には、これ以上削ぎ落とせない大事な調整のエッセンスが組み込まれているからです。
具体的な操法のエッセンスについては、
サイトの以下のページをご確認ください。
>基本操法の解説、ひとりで操体法 基本編(記事更新しました)
基本操法のなかでも特に膝倒しが、仰向けで膝を立てた姿勢で比較的多くの人にとってラクな姿勢なので導入の操法としては一番おススメです。
今回のセミナーでは、
以前もお伝えした、骨盤重心の調整を目的とした小さい動きの膝倒しと
参照;操体法月一セミナーレポート 肘や手首をつかった調整プランの組み立て方(2019/05/21記事)
筋肉調整、動きの調整としての少し強い負荷をかけた大きい動きの膝倒しの二種類を整理してお伝えしました。
強い負荷の調整は、オステオパシーのマッスルエナジーテクニックと同じようなスタイルです。的確に調整部位に刺激が入りやすいので効果を出しやすいのが長所ですが、抵抗をかけたときの負荷が一般的な操体法より強めなので、力の弱いお年寄りや、骨粗鬆症の方には不適応です。
動画 小さい動きの膝倒し>骨盤重心の調整
画像大きい動きの膝倒し>筋肉、動きの調整 観察
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