月一セミナー(日曜日開催)
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 可能です。
臨床家向けとうたっていますが、参加条件として、特に資格の有無等は問いません。
からだについて興味があり、操体法を通じてもっといろいろ知りたい、体験したい方、向けに行っています。
もちろん、現在のお仕事や将来に生かすため、スキルアップを目指している方も大歓迎です。
感覚重視で、とらえどころの難しい『操体法』ですが、からだの仕組みをうまく使ったものです。
健康法にとどまらず、臨床に使えるもの 結果の出せる調整法を身に着けることが、この講習会の目的です。
セミナー全体のテーマは、「操体法の原理を探る。」です。
今回のテーマ(8/18)は、
『背骨と肘から手首の連動をさぐる。』でした。
操体法は、動きを使った調整法です。
動きを観察、診断するとき
動いていないところを確認、分析することが重要です。
動いていないところとは、
固定点、支点、重心 などの言葉にいいかえてもいいかもしれません。
人は、二本の足で直立歩行する動物ですから、
立位での足部(つま先 踵)の支えから歩行などの動きが生まれます。
それから、座っている姿勢での固定点もあります。
それは、座骨です。
座骨、足部を重要な指標として観察、調整することが操体法の場合重要です。
今回は、これらの指標をいっぺんに観察、調整できる操法をお伝えしました。
正座から足指を反らして踵の上に座骨が乗るような姿勢で行います。
これは跪坐(きざ)という姿勢で、合気道など武術で使われる姿勢です。
万病を治せる妙療法 農文協 より
左右に腰をスライドして後ろを振り向くような動きをしながらコントロールする操法です。
操体法写真解説集 たにぐち書店より
膝が痛い方はこの姿勢が難しいかもしれないので無理をしないでください。
セミナーのテーマ『背骨と肘から手首の連動をさぐる。』
に沿って、この操法を運用する場合のポイント
①足指、踵の方向と座骨の乗り具合を観察 調整>先に解説した固定点がここで一挙に観察、調整できます!
②肘を突っ張って手首に体重をかけすぎない>手首を痛める原因になります、手首、肘の細かい連動も観察しましょう。
③広背筋をしっかり使う
広背筋は、肩の前から脇、背中、骨盤腸骨稜までを覆う大きな筋肉です
現代人はなかなか広背筋をうまく使いこなせず、肩が上に引きあがったように緊張して肩こりや頭痛を起こしやすい人が多いです。
床につけた手のひらを固定点にして肩を引き上げないように、広背筋を使って背中を丸くしながら張りだす。
別法として、
ベットのへりに手をかけて、壁にブラ下がるイメージで、肘から背中を使う。(懸垂でからだを引き上げるときに使っている筋肉、動きです)
わたしは、この操法を名付けて「土下座で後ずさり」と称しています。
本に紹介してあるように後ろに大きく振り向く手前、正中に力が集まるところで調整しています。
この操法は、肩こり、頭痛、腰痛、足首の調整などに特に有効です。
画像をみながら試してみてくださいね。
跪坐位 観察
操法 「土下座で後ずさり」
操法 「土下座で後ずさり」ひとりで操体法
別法 ベットのへりに手をかけて行うパターン ひとりで操体法
【次回告知】
治療室行うセミナー 操体法ワンデイセミナー(日曜開催)
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 途中参加 可能です。
少人数制なので、お申込みはお早めに!
年内12月までの予定です。
・9/15(日)
・10/27(日)
・11/24(日)
・12/22(日)
13:00~16:00
9月以降のテーマ
いよいよ、頭蓋 顔面を見据えた
操体法を組み立てていきたいと思います。
くわしくは こちらのページをご覧ください。