月一セミナー(日曜日開催)
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 可能です。
臨床家向けとうたっていますが、参加条件として、特に資格の有無等は問いません。
からだについて興味があり、操体法を通じてもっといろいろ知りたい、体験したい方、向けに行っています。
もちろん、現在のお仕事や将来に生かすため、スキルアップを目指している方も大歓迎です。
感覚重視で、とらえどころの難しい『操体法』ですが、からだの仕組みをうまく使ったものです。
健康法にとどまらず、臨床に使えるもの 結果の出せる調整法を身に着けることが、この講習会の目的です。
セミナー全体のテーマは、「操体法の原理を探る。」です。
今回のテーマ(9/15)は、
ホームページなどの予告では
『頭蓋、顔から見据えた操体法。』でした。
けれど、前回の固定点、支点、重心 の話が
重要なポイントということで、基本に立ち返って再度、坐骨や踵をに注目した観察や操法をお伝えしました。
前回のセミナーリポート記事からポイントを抜粋します。
↓
操体法は、動きを使った調整法です。
動きを観察、診断するとき
動いていないところを確認、分析することが重要です。
動いていないところとは、
固定点、支点、重心 などの言葉にいいかえてもいいかもしれません。
人は、二本の足で直立歩行する動物ですから、
立位での足部(つま先 踵)の支えから歩行などの動きが生まれます。
それから、座っている姿勢での固定点もあります。
それは、坐骨です。
ということで、今回は基本操法つま先上げで坐骨と踵を観察ポイントを確認しました。
基本操法つま先あげ イサキ特別号より
通常、この操法は
つま先の上げやすさを観察ポイントしますが、
この動きは、踵を支点にしてるので、踵を意識して床に踏み込む動きとして観察してみました。
踵を床に踏み込むというのは垂直に踵を沈み込ませるイメージです。
すると、膝は曲げているので
踵を踏み込んだ力を一番短距離で受けるポイントは坐骨なはずです。
ところが、最近気が付いたのですが、この動きで坐骨に力が入らない(臀筋に力が入らない)ひとが多いのです。
どういうことかというと、
もっと上の方、上部腰椎のあたりや下部胸椎のあたりで支える動きが通常の動きになっているのです。
結果腰は少し浮き気味になっています。
もちろん、動き方はいろいろあり得ますから、この動きが間違っているわけではありません。
しかし安定した姿勢や、無理のない動き、疲れにくい動きを作っていくことを
調整の目的とするのなら、、踵ー坐骨 の流れの動きは、意識したらできるようにした方がいいと思います。
では、なぜ踵ー坐骨ラインが使えず、もっと上で支える人が多いのでしょう、
これには、2パターンあると思います。
1つは、支える力そのものが弱い人、腰に力が入らないのでしょうがなく上が頑張らざる負えない人です。
調子が悪くて治療室を訪れる人は、このパターンが多いです。
2つ目は、動けすぎる人、器用に仕事をこなすことができてしまう人、元気でからだが柔軟な人です。
女性に多いパターンですが、現代社会はパソコンを使ったデスクワークや頭脳労働によるストレスなど、目や肩、頭など
からだの上の方を使ったり緊張することが多いので、どうしてもからだの上に力が入りやすくなっているのだと思います。
それに、とりあえず坐骨に力が入らなくとも日常生活には支障を感じないですから、多くの人が踵ー坐骨ラインが使えないことに気が付かないのですね。
(かくいう、わたしもそのような現状に気が付いたのはつい最近です、、)
踵で大地をしっかり踏みしめ、坐骨を包んでいる臀筋が充実して力強く仕事がこなせる、多分こんな感じがヒトの自然で健康なからだのモデルのひとつだと思います。
なんだか、お相撲さんみたいですけどね。
それから、
久しぶりに足もみの練習をしました。
これだけでも商売ができるほど気持ちがいいんですよ~
次回こそ、『頭蓋、顔から見据えた操体法。』をテーマに
お伝えしたいと思います。
興味のある方は是非ご参加くださいね!
【次回告知】
治療室行うセミナー 操体法ワンデイセミナー(日曜開催)
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 途中参加 可能です。
少人数制なので、お申込みはお早めに!
年内12月までの予定です。
・10/27(日)
・11/24(日)
・12/22(日)
13:00~16:00
10月以降のテーマ
いよいよ、頭蓋 顔面を見据えた
操体法を組み立てていきたいと思います。
くわしくは こちらのページをご覧ください。