月一セミナー(日曜日開催)
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 可能です。
臨床家向けとうたっていますが、参加条件として、特に資格の有無等は問いません。
からだについて興味があり、操体法を通じてもっといろいろ知りたい、体験したい方、向けに行っています。
もちろん、現在のお仕事や将来に生かすため、スキルアップを目指している方も大歓迎です。
感覚重視で、とらえどころの難しい『操体法』ですが、からだの仕組みをうまく使ったものです。
健康法にとどまらず、臨床に使えるもの 結果の出せる調整法を身に着けることが、この講習会の目的です。
セミナー全体のテーマは、「操体法の原理を探る。」です。
今回のテーマ(12/22)は、
前回に続いて『頭蓋、顔から見据えた操体法。』でしたが、
均整法のイロサシ操法というものを応用してみました。
※講座集特集号『均整』P49 の
「上肢の関節反射操縦法」のなかで
”上肢の脊髄神経反射”の関係を解説しているなかに出てくるものです。
・前腕前側(手のひら側) の痛み>胸椎1番(イ)の4側で調整
・前腕後側(手の甲側) の痛み> 胸椎6番(ロ)の4側で調整
・橈骨側(親指側)の痛み> 胸椎3番(サ)の4側で調整
・尺骨側(小指側)の痛み>胸椎4番(シ)の4側で調整
というものですが、亀井先生の臨床的経験から導かれた理論なので
神経学的な裏付けはありません。
しかし、これが均整の面白いところでなぜか実際試してみると、それなりに効果が確認できます。
これは、わたしなりの考えですが痛み緩和に効果があるのならこれは交感神経の緊張を抑制している刺激と解釈できます。
臨床家のための解剖学 P58 中間外側核
で、この操法の範囲胸椎1番から6番レベルの脊髄をみてみます。
すると、脊髄中間外側核交感神経節前神経ニューロンの細胞体が支配するからだの部位がまさに上肢なのです。
こんな おいしい理論 臨床に応用しない手はありませんよね!
セミナーでは、この理論の逆ルートを応用して、手からの刺激で背中や首の調整を試みました。
え、首も?と思われるかもしれませんが、胸椎レベルを出た交感神経の経路はいったん首の方へ上行して星状神経節からの線維は鎖骨下動脈に沿って上肢へ分布するのです。
なかなか複雑な経路ですが、臨床的には本当に応用がきくので、是非理解しておきたいところです。
当治療室の操体法のセミナーは解剖学 生理学 鍼灸などの東洋医学的理論
整体やオステオパシーなどの理論などから操体法に活用できるものを広くご紹介しています。
感覚重視で理論的解説が難しい操体法ですが、誰が行っても効果を出せる再現性の高い
技術の指導を目指しています。
【次回告知】
操体法ワンデイセミナー(日曜開催)
1回ごとの申し込み、単発参加、連続参加 途中参加 可能です。
少人数制なので、お申込みはお早めに!
1月のテーマは『背中の表情を読み取る操体法』です。
背中の観察は姿勢や筋肉の緊張だけでなく、内臓のコンディションも読み取ることができるところです。
より効果の出せる操体法のために背中のコントロールを身につけましょう。
・日時1/19(日) 13:00~16:00
・会場 川名操体治療室
2020年
・1/19
・2/16
セルフケアの個人向けセッションも行っています。
基本スタイル
1回 1時間半 料金 10,000円
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