先日五反田の「ゆうぽーと」で行われた身体均整師会第124回全国講習会の2日目に操体法についてお話と実技の紹介をさせていただきました。
前半、操体法の機序の講義で、後半実技のご紹介をしたのですが、内容を詰め込みすぎて、講義内容解説も駆け足でしたし、実技の時間も充分とはいえず
いろいろ反省点が多かったのですが、このような機会を与えて頂いたこと本当に感謝しています。
(写真撮ってくださったKさんありがとうございます!)
今回の資料をまとめるにあたって、色々調べた際、新たに知ったことで重要だと思った点を書いておきますね。
運動器調整の刺激の経路、固有感覚(関節の位置や筋緊張の情報など)の刺激伝導路である『脊髄小脳路』において、脊髄レベルでシナプスを形成するのがクラーク核という部位です。
クラーク核はC8からL3にかけて広がっておりクラーク柱を形成しています。頸椎レベルも別の核内で同様の働きが行われています。
クラーク核内で処理される情報は位置、動き、筋の長さや張力などで、姿勢や動きをコントロールしています。
また、皮膚からの感覚情報の統合だけでなく、近年の研究では皮質脊髄路からの下行性入力による情報調整までも関与していることが分かったきました。
従来小脳で処理されていると考えられていた動きの計画や評価に対する大部分の固有感覚情報の処理は、実際はクラーク核レベルで起こることがわかってきたそうです。
ということで、施術家が通常行っている脊柱の調整の重要性はこのようなところにもあるのだと改めて知った次第です。
イラストレイテッド神経科学 丸善出版 130ページ
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