仙台の医師 故故橋本敬三先生(1897~1993)が人生をかけてまとめた健康学の一体系 操体法
その中で、先生は
4つの自然法則 息食動想 環境
人間の健康状態は、
呼吸 飲食 精神活動 身体運動の個人個人の行動と環境との関連から成り立っている
として、毎日の生活が自分のからだを作っているいう観点から
他力だけででなく自力でやる養生法 セルフケアの方法論としての操体法を推奨されました。
しかしこの考えを発表したのは、
昭和40年(1965年)頃です。
その後、生活様式や社会状況や自然環境は随分変化してきました。
また、健康に関しての新たな知見はその後たくさんあるわけです。
知識をアップデートする意味でも
現代版生きるための必要条件をピックアップしてみました。
日常の生活のヒントにしていただければと思います。
息食動想 環境 プラス2つのキーワード 睡眠と排泄
環境>自分をとりまく世界 自然との向き合い方
環境の変化 温暖化、気候変動にどう対処するか
新型コロナウイルスの世界的感染拡大などの感染症との向き合い方。
環境と自分の健康の関係性は、橋本敬三先生が生きていた頃とは比ベものにならないほど差し迫ったテーマでしょう。
SDGs(持続可能な開発目標)が提唱されています。
個人の生活だけでなく、未来の世代の生活も見据えた環境問題との向き合い方が求められています。
飲食>食べたものでわたしたちのからだはできている。
ネットにあふれているからだによい食べ物情報や 健康食品 サプリメント。
これらの情報は裏を返せは、これを食べないと健康になれない
という脅迫にもなりかねません。
年齢 性別 体質 生活習慣 個人個人の条件が多様すぎて
その人にとって本当に必要な食べ物はというのはなかなか判断が難しいものです。
リスク回避 分散投資の精神で、色々な食べ物をまんべんなく食べる、
あとは、感謝してよく噛んで食べる、おおらかにいきましょう。
それから 食は社会活動という側面もありますよね。 コロナの影響で
難しくなってしまった会食 家族や友人とワイワイと楽しく
おいしくこれも本当は大事ですよね。
60代のおばさんであるわたしがたどり着いた、食事スタイルは、
色々な食べ物をまんべんなく食べる、に加えて
野菜を摂るのは当然で
タンパク質は意識して摂るようにする。
油については注意する(年齢とともにコレステロール値が上がっているので、若い人はあまり神経質にならなくてもいいと思います。)
あと水分の摂り方もね、冷たい飲み物が本当にダメ、寝る前の一杯の白湯お薦めです。
息>呼吸が止まったときが命の終わり
緊張したり具合が悪い時は呼吸が確実に浅くなっています。
腹式呼吸も大事ですが、ふだんから息の通り道をイメージして
自分なりの深呼吸を習慣づけるとよいでしょう。
もっと具体的に呼吸が深くできているかを確認したかったらパルスオキシメーターを使うといいでしょう。
呼吸の仕方によって数値が変わるのがよくわかります。
動>歩行が動作の基本
足の裏をまんべんなく使って歩く(特に踵と足指の使い方が大事)
坐り方を工夫する。リモートワークデスクワークが
多くなっている現代人は動く手前の姿勢のチェックも欠かせません
精神活動>実はメンタルがすべて
痛みについてもメンタルが大きく影響していることが判ってきています。
幸せか幸せでないかは、自分のこころの持ちようで大きく変わります。
こころとはいったい何なのでしょう?
かたちのないこころにわたしちの人生は大きく揺さぶられます。
生かされていることへの感謝の心とそれを表すことばと行動(動き)
身 口 意
本当の健康とは立派な肉体に宿るものではなく
慈悲にあふれたピュアなこころに宿るのだと思います。
<補足>
睡眠>橋本先生は唱えなかったけど、健康にとって重要で深刻な課題
うつと不眠は関係が深いといわれています。
パソコン スマホ操作やゲームに集中してつい夜更かしになってしまいがちなわたしたち
睡眠時間だけでなく 睡眠の質も大事です。
睡眠不足が認知症発症のリスクになることも分かってきました。
高齢になると深い睡眠がとれなくなりやすくもなります。
人生の3分の1は寝ています。
消化器を休める意味でも就眠3時間前までに食事は済ませておきたいですね。
排泄>入れたら出す
排泄が滞りなく行われることによってはじめて動いているイコール生きている生命体としての環境が成り立ちます。
腎機能 腸内環境 骨盤底筋 拡大解釈でこに生殖器系も含めたいと考えています。
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