10月26(日)操体法講習会(一般向け)5回シリーズ(後期)第4日目 を行いました。
メインテーマは【じぶんのからだのことをより良く知って、上手に付き合っていく手立てを見つけていきましょう】
ということで、操体法を切り口にからだについて、いろいろ体験する講習会です。
前期に続いて、自律神経系のコントロールは大事なテーマなので、今期もいろいろな角度から捉えていきます。
今回は内臓のバランスを観察ポイント、調整ポイントとしてみました。
内臓といっても機能、コンディションに着目するのではなく、まず物体としての位置関係や緊張状態など器質的なところから
観察するとわかりやすいです。
例えば、胃下垂や内臓下垂、腎下垂(遊走腎)のように本来あるべき位置からずれることによる不具合。
盲腸や胆石など手術の傷口や腹膜の癒着による皮膚や膜構造のアンバランス。
筋腫や潰瘍 胃アトニーなどに臓器の柔軟性の不均衡。
このような観点からの内臓調整のアプローチはなかなか西洋医学、病院では行われないと思いますが、
とても重要なからだの捉え方だと思います。
内臓のスペースは大変大きいので、運動系調整のように筋肉や骨格バランスだけでからだを捉えるのは無理があります。
ただ内臓は比較的からだの深部に重層に配置されているのでより注意深い観察力が要求されます。
でも観ようと意図すると感覚はついてくるものです。
また、調整方法もいろいろな方法がありますが、内臓なので自律神経に刺激をいれる方法が変化のスイッチを入れやすいです。
今回はそのような刺激の一つとして仕上げに、内臓の圧痛点であり反射点としても使える腹部ポイントにお灸をしてみました。
盲腸の反射点として有名な右下腹部「マックバーネー点」周辺反応部にせんねん灸をしました。
画像Wikipediaより(1のポイント)
場所の見つけ方は、
1.腹部 臍と右骨盤の前のでっばり(上前腸骨棘)を結ぶラインを想定
2.そのラインを3等分する。
3.骨盤側の1/3のポイント周辺の皮膚を軽く押圧して違和感のあるところ
結果温かさがお灸周辺及び深部にも感じられ、気持ちの良かったようです。
もちろん、お灸だけで調整したわけではなく操体法で全身調整をしたうえでの仕上げとしてお灸をしたわけです。
お腹のお灸はセルフケアとして使えるので便利ですよ!
恒例カフェタイム、今回お出ししたおやつは、紅玉で作った「アップルパイ」です。
この季節にしか出回らない酸味のつよい小ぶりの紅玉、やっぱりパイにはこれですよね〜
操体法に興味があるけれど、なかなか講習会日程が合わない方に、体験もかねて日曜日は一日参加の方も受け付けていますよ!
次回は11/30(日)です。(いつもと違って第5日曜日ですのでご注意くださいね。)
是非ご参加くださいね?
【お知らせ】
2014年 治療室講習会募集のお知らせ(日曜コース、一般向け)
途中参加 ビジター(1回受講)受付けてます。セルフケアのヒントに、臨床家のスキルアップのお手伝いに役立つ講習会です。
こんな方にお勧めです。
操体法に関心のある方
東洋医学に関心のある方
セルフケアに関心のある方
診断、治療のヒントを探している方
日程 後期全5回月一回 第4日曜日 6/22(終了) 7/27(終了) 9/28(終了) 10/26(終了) 11/30
前期 1,2,3,4,5月
後期 6.7.9.10.11月(8月12月お休み)
時間 午後1時から午後4時まで (途中休憩あり)
場所 川名操体治療室
詳しくはホームページ(講習会、一般向け)をご覧くださいね。
2015年の募集も近日中にお知らせします。
お楽しみに!
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00〜18:30 | ● | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |