今期のテーマは、
『操体法 動きと自律神経バランスの関連を探る』
『内臓のバランス 観察と調整』です。
併せて、骨盤、椎骨の触診理論もお伝えしていきます。
今期講習会も早いもので残すところあと1回です。
そこで、出来るだけまとめとしてからだ全体の観察をした中で、調整椎骨を特定して
うつ伏せの操法で、椎骨の動きを触診しながらコントロール、調整するという操作をしました。
また、内臓の話題で取り上げた『十二指腸』の発生についても補足説明解説をしました。
それは、消化腺系は十二指腸から発生するというものです。
消化腺系とは、肝臓実質、胆嚢及びそれらの管、そして膵臓のことです。
その発生の様子は、”内胚葉性芽生”という言葉の通りまるで、植物の芽が出るように出現するようです。
以前のブログ記事でも触れましたが、色々な意味で十二指腸は興味深い部分、臓器だと思います。
からだのバランスや症状を観察するときの重要なポイントの一つに是非加えておきたいですね。
また、余談ですが脾臓は背側胃間膜(中胚葉性)由来であって消化管内胚葉由来ではないそうです。
発生前段階(胎生第14週まで)は造血性器官として働き、リンパ性の性質を備えるのはその後だそうです。
「参考文献 ラーセン 最新人体発生学 西村書店」
からだの仕組みや働きを考えるうえで、発生や進化という視点は、理解を深めるうえでとても役に立ちます。
この、治療室講習会も明日で前期のプログラムは終了しますが、次期の中でももう少し発生という視点からからだを捉えていく試みをやっていく予定です。
そのレポートはまたブログでご報告していきます。
お楽しみに!
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