お灸と操体法をつかった、セルフケア教室
プラス プチ東洋医学講座
メインテーマは【じぶんのからだのことをより良く知って、上手に付き合っていく手立てを見つけていきましょう】
ということで、操体法を切り口にからだについて、いろいろ体験、実験する講習会です。
操体法は、動きを使った調整法ですが、単にからだの外側の姿勢や動きの調整だけに限らず、からだの内部環境の調整も視野に入れて行うことができます。
今回は、後期第3回目でした。
初めて参加の方もいたので、簡単なからだの観察方法と基本操法の「膝倒し」をご紹介しました。
後半は、せんねん灸を使った調整法を体験しました。
複数のツボを併用してよりトータルにからだを整えることを目標にツボを選びました。
今期は、足の陽経を使った調整をお伝えしています。
今回ピックアップした経絡のメインは
『胃経』です。
画像元 鍼灸指圧自然堂
『胃経』のルートは目の下から始まり、首筋を通り胸は乳首のラインを、腹部は臍脇を、脚の前外側から足の第2指の爪脇まで至る長い経絡です。
動きの調整としては、様々な動きでこのラインに刺激が入るので応用範囲の広い便利な経絡です。
動き以外では精神的な原因での不調も適応範囲です。
画像元 鍼灸指圧自然堂
また、より高い効果を出せるよう複数のラインを用いるということで、『心包経』 を選択しました。
『心包経』は、前胸部外側第4肋間から始まり上肢の前中央を通り中指の爪脇に終わる短いルートです。
これも動き以外では精神的な原因での不調も適応範囲です。
そこで今回は
『胃経』”上巨虚”(じょうこきょ)
『心包経』”内関”(ないかん)
というツボを使用しました。
チェックは動きのバランスでしたが、調整としてはツボにせんねん灸を各1つづつ使用するという方法をとりました。
動きの観察をして、動きの滞るところや違和感のあるところ局所か関連のありそうな手首、前腕、足首、ひざ下周辺のツボにお灸をする。
簡単のようですが、日頃の自分のからだの観察で動き確認を行うこと、感覚を素直に受け止めること。
このような作業のなかから、調整のツボ選びや、シナリオが生まれてくるようです。
恒例カフェタイムのおやつには、「キヌア入りアイスボックスクッキー」をお出ししました。
炊いたキヌアはプチプチとした食感と淡い甘味が特徴です。
キヌアは南米原産の雑穀で、高い栄養価と多くの必須アミノ酸を含むことなどから
1990年代にはアメリカ航空宇宙局が理想的な宇宙食の素材の一つとして「21世紀の主要食」と評価しています。
キヌアについては以下のサイトがわかりやすいです。
キヌアの魅力が30秒で分かる必読まとめ
「キヌア入りアイスボックスクッキー」レシピ
材料
A粉類
全粒粉 100分ラム
薄力粉 50g
アーモンドパウダー 50g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩 少々
炊いたキヌア 50g
B
ココナッツオイル 30cc
豆乳 50cc
水 適宜
C
砂糖 60g
クルミ 1/3カップ
キヌアの炊き方
1.目の細かいザルでキヌアをさっと水を通して洗う。
2.キヌアの3倍の水を火にかけ沸騰させる。
3.沸騰した湯の中にキヌアを入れ、鍋に蓋をして弱火で20炊く
4.予熱で15分蒸らす。
作り方
1.キヌア以外の粉類をふるいにかける。
2.ふるった粉とキヌア、Bの材料と砂糖を加えざっくり混ぜる。
3.まとめて手にべとつかない固さに、水を加えて調整する。
4.まとめたクッキー生地を2等分して、直径3センチくらいの棒状に細長くまとめる。
5.それぞれをラップで包んで冷凍庫に入れて固める。
6.固めた生地を包丁で5mm程度に切り、クッキングシートを引いた天板に並べる。
7.180°に温めておいたオーブンで15分焼く。
*オーブンの温度や焼き時間は一応の目安です。
【お知らせ】
2015年 後期 治療室講習会募集のお知らせ(日曜コース、一般向け)次回は、 10月25日(日)です。
途中参加 ビジター(1回受講)受付けてます。セルフケアのヒントに、臨床家のスキルアップのお手伝いに役立つ講習会です。
こんな方にお勧めです。
操体法に関心のある方
東洋医学に関心のある方
セルフケアに関心のある方
診断、治療のヒントを探している方
日程 前期全5回月一回 第4日曜日
全5回月一回 第4日曜日
【後期日程】
第1日6/28(終了)
第2日7/26(終了)
第3日9/27(終了)
第4日10/25
第5日11/22
年間スケジュール
前期 1,2,3,4,5月
後期 6,7,9,10,11月(8月12月お休み)
時間 午後2時から午後4時まで (途中休憩あり)
場所 川名操体治療室
【主催者からのメッセージ】
操体法は、痛くない 無理のない、気持ちの良い「動き」と「感覚」を使った調整法です。ダイナミックなからだの仕組みを把握して、しなやかで疲れにくいからだを手に入れましょう。
自分のからだの様子を知ることは、とても重要なことですが、とても難しい課題でもあります。専門家の立ち場からわかりやすく、日常で使えるオーダーメイドのセルフケアをお伝えします。
奇経治療の組み立てや内臓のコンディションを診断した上でのお灸は、からだ全体の気の流れを整え、自律神経バランスを整える効果があります。冷えやむくみ消化器症状、アレルギー ホルモンバランスなどの調整、改善が期待できます。
詳しくはホームページ(講習会、一般向け)をご覧くださいね。
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00〜18:30 | ● | ● | ● | 休 | ● | ● | 休 |