感覚重視で、とらえどころの難しい『操体法』ですが、からだの仕組みをうまく使ったものです。
健康法にとどまらず、臨床に使えるもの 結果の出せる調整法を身に着けることが、この講習会の目的です。
そこで、毎回全体のテーマを設けています。
今期のテーマは、
操体法 動きと自律神経バランスの関連を探る』
『内臓のバランス観察と調整』
*膜構造と経絡、動きの関連をさぐる。
併せて、骨盤、椎骨の触診理論もお伝えしていきます。
触診理論は、椎骨腰椎と胸椎の観察2回目でした。
腹臥位で、触診ポイント腰椎の乳様突起や胸椎の横突起を探しますが、実際触れてみると難しいことがよくわかると思います。
実際の臨床的な操体法は、一見そんな細かい観察はしないように感じるかもしれません。
たしかに、からだの仕組みはダイナミックですからある程度のところまでは、大きな枠組みで捉えての調整も可能です。
しかしより繊細で細かい観察を要求されるような症例に臨床家は向き合うケースもあり得ます。
そんなとき、このような観察、触診理論を知っていることは大きな武器になるでしょう。
観察して、調整ポイント椎骨を特定した後、今回は座位での調整法を体験しました。
また、恥骨の調整を狙った膝倒しの応用編をお伝えました。
本当に橋本敬三先生が伝えた、基本的な操法は汎用性があるというか、応用がきくというか、シンプルでセンスがいいといつもながら思います。
ところで、また文献の情報です。
先月号ですが、特集で発生学を扱っています。
豊富な画像でわかりやすい記事です。
科学雑誌 Newton
2015年10月号
ヒトの発生学・一つの細胞が人体を形づくるまで
受精卵からヒトへ
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