感覚重視で、とらえどころの難しい『操体法』ですが、からだの仕組みをうまく使ったものです。
健康法にとどまらず、臨床に使えるもの 結果の出せる調整法を身に着けることが、この講習会の目的です。
そこで、毎回全体のテーマを設けています。
今期のテーマは、
操体法 動きと自律神経バランスの関連を探る』
『内臓のバランス観察と調整』
*膜構造と経絡、動きの関連をさぐる。
併せて、骨盤、椎骨の触診理論もお伝えしていきます。
今期の講習会もいよいよ終盤になってきました。
次回最終回はまとめとして、試験ではありませんが確認プログラムとして、いくつかの課題を各自こなしてみてもらおうと
思います。
そのための予行演習を今回は、やってみました。
確認プログラムとは、以下の課題を持ち時間30分以内で行うというものです。
課題
① 観察 立位 肩甲骨内側下角 回旋動作時の重心(左右前後)
座位 胸椎7番 腰椎5番 坐骨重心
② 診断 目標設定
③ 調整 基本操法どれか1つ 座位調整
④ 確認 評価 次への課題
沢山の技を使うことなく行えば、30分あればそんなに慌てなくとも行うことが出来る内容だというのは
皆さん予行練習をやってわかったと思います。
せっかく6か月という期間、操体法と向き合ったのですから、現時点で自分の出来ること(出来ないこと)の確認は
次へのステップのためにも役に立つと思います。
お待たせしました!
操体法講習会(臨床家向け)2016年前期申し込み開始しました。
全12回コース(1月〜6月)
今年のテーマは
『操体法 動きと自律神経バランスの関連を探る』
*こころとからだの繋がりをさぐる。
*触診理論(骨盤、椎骨)
ということでやって行こうかと考えています。
こころとからだの繋がり、操体法の橋本敬三先生がとなえたメッセージ「食、息、動、想」
の”想”につながるキーワードですね。
静かに自分のこころに分け入って、からだを捉えなおしていく。
そんな調整ができたらと思っています。
興味のある方は是非ご参加くださいね!
ところで、今回の参考文献は、馬がらみです!
趣味ではじめた乗馬ですが、もうすぐ1年がたちます。
もともと、武術つながりで興味を持った世界ですが、面白さがわかってくると、その奥深さも見えてきました。
そこで、何冊か関連書を購入したのですが、
当然馬の理学療法書や解剖、生理の本もあるのです。馬とひとのからだと比較するもの面白いです。
そんな中、先日初めて外乗(馬場の外を散策するツアー)を体験するために、ある牧場を訪れたのですが、
そこでアトピーの木曽馬の手入れをするのを少し手伝わせてもらいました。
馬のケアなんではじめ想像もつかなかったのですが、じっくり向き合うと緊張しているところや、筋肉が落ちているところ
呼吸や体温の感じなどが、つかめてきました。
試に、あたりをつけて、ある部位、皮膚に軽い触圧刺激を加与えてみたのですが、内臓が動いて、お腹がグルグルいったり、姿勢が変わったり、
呼吸が深くなったりと変化が読み取れました。
馬はからだが大きいのでヒトより変化がわかりやすいのかもしれません。
また、動物はからだが素直なので、変化しやすいのかも知れません。
別の生き物をみることで、ヒトのからだの読みの幅が広がりそうで、ワクワクします〜
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