(稽古覚え書きは、わたしが、通っている古武術の稽古や、水泳のレッスンで気が付いたことを書いています。)
動きを整理して考えるということはなかなか難しい作業ですが、仮の固定軸や固定点を想定して考えると少しわかりやすいです。
よく使われる表現は、軸を想定してコマのように回転運動としてとらえるものです。
3次元の構造物としては、3本の直交する軸を想定して、前後屈、左右側屈、左右回旋でとりあえず分析するというものです。
整体の分野ではそれを体型分類に応用して、前後型、左右型、回旋型などといってからだを診たりします。
ただ体型分類では、上下型というのも出てくるのです。
軸と回転運動という説明だけでは、わかりにくい上下型についてわたしはもう一つイメージがしにくかったのです。
ただ、とりあえずの理解としては、外力の方向性、牽引、圧迫又は収縮と拡大などの意味合いが上下には含まれると思っていました。
そのような中たまたま大本教関連の武術の本をよむ機会がありました。
その中にやはり動きの分類として、前後、左右とともに上下という表現がありました。そして、それは螺旋運動のために必要な動きで、自然の動きの基本として螺旋を捉える考えからきていると書かれていました。
螺旋運動は、低気圧や高気圧の大気の流れをイメージするとわかりやすいですが、宗教的な考えは宇宙との繋がりや大地との繋がりを考えるので上下という方向性は重要なのでしょうね。
で、いきなり宇宙と繋がるのは難しいかもしれませんが、昨日の稽古で一つ気が付いたことがあります。
着地を柔らかくしたジャンプから次の動きを素早くぶれずに行うことをテーマに稽古していたのですが
これは、まさしく上下の動きなんですが、左右片足着地を連続して行うと大股で素早く歩く形となり、走る動作に近づくと思ったのです。
ただ、この走りは、多分平地をダッシュで走る形ではなくトレイルランのようにイレギュラーな道を
走る感じなのかもしれません。走る動作には、こんな面白さも内包しているのですね。
江東友の会
わたしが参加させてもらっている稽古会です。
斎藤豊氏が主催なさっている起倒流伝書を中心に身体の運用法を研究する会です。
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